純情仔猫物語

仔猫の一時預かりボランティアをしています。
里親探して三千里。どうかこの仔たちを家族の一員にと奮闘している泣き笑い日記です。

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みなさん、ミントさんへのお見送りの言葉をいただき、ありがとうございます。
また、私にもお気遣い下さりうれしかったです。

昨日、ミントさんの遺骨を引き取りにいきました。
近くの動物霊園で火葬をお願いしているのですが、お堂の中もたくさんの動物さんたちの写真などが飾られていました。
たくさんのお友達と一緒に旅立つことができて、きっとミントさんも寂しくなかったと思います。
お骨を大切に受け取り、まずはKAZUさんコーナーの前でお線香をあげました。


となりには竹ちゃん、そしてKAZUさんと、ミントさんにとってはなつかしい家族と対面しました。
みなさんも御存知の通り、ミントさんは臆病で神経質な猫さんでしたから、静かに自分の場所でくつろいでいることが多かったです。
あずきさんのような活発で遊び好きな猫さんだったら、もう少し早く様子の変化に気づいてやれたかもしれないなとは思いますが、あまりに急な体調の変化に対応しきれなかったのが実際のところです。

KAZU家の猫さんとしてはチョコさんと一緒に引き取られてきましたが、10年前はあまりデジカメで気軽に撮影するということもなく、小さい頃の写真は残っていません。
保存してある写真をズラーッと並べて探してみましたが、一番古いと思われるミントさんは4匹で写っている写真でした。


あずきさんがまだ小さいですから、2006年くらいでしょうか。



この2枚は2008年の写真です。
他の猫さんは比較的古くてもあるのですが、なにせミントさんは隠れてしまっているので、写真自体が少なめです。
私も同様に、ミントさんは少ないです。
私はミントさんとは仲良しだったと思うのですが、それでも玄関を開けるとお迎えに来てくれるような性格ではありませんでした。

外の世界に興味もまるでなく、自分の居場所でおとなしくしていたミントさんなので、最期の一週間はよく頑張ったなと思います。
もう少し早く諦めてしまうのがミントさんらしいかなとも思えました。
苦しい闘病生活ではありましたが、それが必要以上に長くならなかったのはまだ幸いだったかもしれません。
本当に苦しかったのは、亡くなる直前くらいで、その前までは身体は動かなくても落ち着いていました。
動物病院でも、他のボランティアさんからも腎不全は猫さん本人にとっては非常に過酷なもののようです。
それを聞いていましたので、看取りという意味では私にとっても苦痛なものになるのではないかと覚悟していましたが、落ち着いたミントさんの様子は見ていて心が穏やかではありました。
やはり、KAZUさんがあちらにいるという安心感がそう感じさせたのだと思います。
そうでなければ、より深い喪失感に襲われたと思いますが、本当にこちらからあちらへ旅立っただけ、そう感じています。
お腹を撫でてやると気持ちよさそうにゴロンとしたのも、ひさしぶりにしてやることができました。
最期の数日間はとてもありがたいものでした。
きちんと見送りができたのは良かったと思っています。

ミントさんは日本の猫らしい、綺麗な猫さんでした。
スタイルもよく、ピーンと張った尻尾も印象的でした。


もうすぐKAZUさんの三回忌があります。
彼女が亡くなってから、早二年が経とうとしています。
KAZU家の猫さんの死は遅かれ早から訪れるだろうと思っていましたが、予想以上に早かったのは残念です。
ただ、これも私のKAZUさんとの約束のひとつ。
ちゃんと約束を守っているよと、彼女の法要の時にミントさんも一緒に金木犀の下に埋めてやろうとおもいます。

KAZUさんと竹ちゃんの名前だけだったネームプレートも、作り変えないといけませんね。
ミントさんは他の三匹の姉妹をもう少し待っててくださいね。
そのうち、みんなが一緒になるのを見届けるまで、私も頑張らないといけません。

ミントさん、仲良くしてくれてありがとう。
今は竹ちゃん、KAZUさんと仲良くしてるかな。
ちょっとさみしくなるけど、もう少しだけ、そっちで待っててね。

みなさん、あたたかいお声がけ、本当にありがとうございました。




ミントさんにお花もいただきました。
ミントさんもKAZUさんも喜んでいると思います。
ありがとうございました。

次は他の猫さんの健康診断に行こうと思います。
また、ご報告します。

| 22:14 | 家猫 | comments(13) | - |
ミントさんは昨日(21日)夜7時55分、KAZUさんのいる場所へ旅立っていきました。
たくさんの方に応援、コメントをいただきました。
ミントさんにはちゃんと伝えました。
本当にありがとうございました。

ミントさんを私の事務所に連れてきたのが木曜日の夜でした。
金曜日の記事の通りですが、体調の悪化は見て取れるものの、まだ目に輝きもあり、ふっと目が覚めた時にはご飯を食べ始めることもあるかもしれないと思っていました。
とにかく水分補給だけはと、こまめにシリンジで水や高カロリー食を溶いたミルクなどを与えました。
ご飯は頑として飲み込みませんでしたので、体力がいつまで持つのか、時間の勝負だと感じましたが、何かをきっかけに体調が上向くこともあったりしますので、それにかすかな希望を寄せました。
ですがやはり現実は厳しく、徐々に弱っていくのは避けがたく、時々ソファから立ち上がって
下に降りるのですが、その足は細く、体つきも以前のミントさんのそれではありません。
夜は少し冷え込みましたので、体温が下がらないようにとヒーターをつけたのですが、どうもそのヒーターの暖かさが心地よかったようで、ヒーターが置いてあるところまで数メートル、よろよろと歩き、ヒーターの前で寝そべってもいました。

金曜日深夜には、時々、呼吸が浅くなったり深くなったりと、肺水腫が懸念される症状も見られましたし、ほとんど身体を起こすことはできなくなり今晩が山かと感じました。
しかし、ミントさんの目はまだしっかりとしていて、撫でてあげると気持ちよさそうに喉を鳴らしていました。



土曜日の夕方まではあまり様子も変わりませんでしたが、その後、頭を上げるのもつらそうになり呼吸も浅くなってきました。
もう強引に給餌することは止め、すこし水をあたえるだけにとどめました。
時折身体を重そうに入れ替えたり、頭を重そうにもたげるので、出来る限り身体が楽になるように、タオルで枕を作って置いてやると楽そうに頭をあずけます。
少しずつ、静かに時間の経過とともに身体も弱り、ミントさんなりの抵抗は見せましたが、
午後7時55分、KAZUさんのもとへと旅立ちました。
10歳と11ヶ月の猫生でした。

先週、入院した時には激しく体力を消耗しており、毛艶もなく必要以上に苦しい様子でしたので、それから比べれば、わずか10日間ほどですが、体力も少し回復し久しぶりに一緒の時間を過ごすことができました。

不思議なんですよね。
やっぱりKAZUさんが向こうにいると思えば、ミントさんがいなくなる悲しみもすこし和らぐというか、安心できるというか。
数日前はミントさんの死を覚悟して、別れが来ると思っても、KAZUさんに会えるんだろうなって、あまり悲しくないかなと感じてもいたのですが、実際にミントさんとお別れとなるとそれはそれで悲しくないはずもなく。
なんというか、一言では言い表せない感じです。

ミントさんの亡骸をタオルと私の愛用していた派手なバスタオルにくるみ、知人の花屋さんに向かいました。


ちいさな花屋さんですが、いつも仲良くしているところです。
夜遅くまで営業しています。
そこでたくさんの花束でミントさんの周りを飾りました。



きれいな花達でミントさんは完全に埋まりました。
日曜日の朝、荼毘に付すつもりです。
ミントさんのお骨はKAZUさんの眠る金木犀のたもとに埋めます。
苦しい最期になりましたが、それでもミントさんなりにじっと耐えて頑張りました。
考えていたよりも早いお別れとなってしまいましたが、KAZUさんもいますし、なによりも誰もが行く道です。

さようならミントさん。
たくさんの思い出をありがとう。

また後日、ゆっくりと振り返りたいと思います。
みなさんの応援に応えられず申し訳ありませんでした。

| 00:41 | 家猫 | comments(31) | - |
先週末の様子では随分と具合も良くなってきたように見えましたし、数値的にも下降をたどっていました。
ただ火曜日の段階では、数値が横這いになってきたため、これ以上病院にいても寂しい思いをさせるだけですので一旦退院して自宅で様子を見ようと考えていました。
水曜日一日様子を見て、どちらにせよ木曜日に退院を予定していました。
ですが、水曜日、木曜日のミントさんの様子はあまりかんばしくありませんでした。
全体的に再度腎機能の数値が悪化を見せ、なおかつ貧血症状が進行していることが伺えました。
もちろん点滴により血液が薄くなるのですが、それ以上に造血作用が低下しており、本人に全く食事を摂る意欲が見られないことも、悪く影響しています。
吐き気などに原因があるようですが、吐き気止めなども効かず、なにか咽頭部に問題があるのかもしれません。
強制給餌してもまったく飲み込みません。
かろうじて水分は摂れるのですが、シリンジでいれこむといった感じです。
また、尿の排出が非常に悪く、身体がむくみ始めています。
こうなってしまうと、静脈点滴もできず、補液も悪影響があると考えられるため、ちょっと打つ手がありません。
入院させていても、現時点でできる処置も少なくなって来ましたので、動物病院の院長先生とも相談の上、昨日退院させることにしました。

貧血症状のせいもあるのでしょう、とにかく立つことができません。
かろうじて歩くには歩けるのですが、すぐにべたっと横になります。
苦しいのでしょう。
鼻も、口も肉球も真っ白です。
正直に申し上げて、このまま送り出すことになるのは目に見えています。
現実からは逃れられませんので、まずは家に帰って、KAZU家の猫さんたちと再会させました。
トイレに立つことができないので、その場でおしっこしてしまうのですが、病院でも綺麗に洗ってくれていました。


国ちゃんと2ショット。
ミントさんは数メートル歩くと横になります。
他の猫さんたちもとも久しぶりに会いました。
本来であればKAZU家で最期を迎えられればいいのですが、金曜日から長時間不在の時間ができてしまいますので、それはかわいそうですから、私ならしばらく一緒に入られますので、ミントさんには私の事務所で過ごしてもらうことにしました。
みんなにお別れをして、事務所に向かいました。
車の中ではキャリーの蓋を開けっ放しにして、外を楽しめるように。


いつも病院に通うときなどはキャリーに入れっぱなしでしたから、外の様子もあまり知りません。
もともと外には全く興味ないミントさんですが、たまにはちょっとドライブも楽しんでもらいます。
もうキャリーから出る脚力はありません。
事務所でははじめは下に毛布などを敷いて場所を作ったのですが、本人がソファーに登りたがるので、KAZUさんコーナーの前のソファーに寝床を作りました。


高カロリー食や普通のモンプチ、そういったご飯をいろいろと与えてみるのですが、どれにも反応しません。
強引に入れると吐く仕草を見せます。
かろうじてミルクと水はすこしずつ、一度に5ミリリットルほど与えています。
またあきらめるのも悔しいですし、ミントさんの眼力はまだあります。
もしかすると昨日の夜が山場かなと一晩添い寝していましたが、時々呼吸が荒くなるものの、まだ身体も動きます。
本来はとにかく食べないことには血液が作られませんし、体力は衰える一方ですので、なんとか食べさせたいのですが、無理にチューブを使うなどはもうやるつもりはありません。
あとは本人の気力だけです。
まったく移動はできませんが、まだ顔を上げて目をパチクリさせます。

できる限りのことは、もう少し頑張ってみたいと思います。
奇跡的な回復に期待します。

| 16:39 | 家猫 | comments(18) | - |
 入院もちょうど一週間が経過しました。
当初の危篤状態からは回復を見せ、すこし落ち着きを取り戻しました。
まだ気持ち悪さも残っているのでしょう、立ったり、周囲の様子に気を払うような仕草は見せません。
腎機能を示す数値は全体的に下がってきてはいますが、いまだ高い数値でこれ以上下がるかどうかは微妙な感じです。
点滴を行なっていますので、その影響もあるのですが、貧血気味なのは気になります。
腎機能には造血ホルモンを分泌する働きもあるようで、腎不全になると貧血も起きやすいそうです。

腎不全になるとクレアチニンとBUNの数値が特に上がってくるのですが、それぞれ一種の老廃物のようなものですが、本来は腎臓でろ過されるべきものが血液中に流れ出す、といった感じなのでしょうか。

今後は脱水症状の緩和などを目的として皮下輸液を毎日行うことになります。
もう少し様子を見て、退院のタイミングを探りたいと思います。

この後、再度すぐに重篤な状態に陥る可能性もありますし、症状が緩和されたまましばらく落ち着いて暮らせる可能性もあり、どうなるかはちょっとわかりません、
ただ早めに家に返してやりたいなと思っていますし、今後も必要以上に入院させて寂しい思いをさせるのもどうかなとは思います。


昨日のミントさん。
体重も脱水分は取り戻した感じです。
入院時は2.6kgまで落ちましたが、1kgほど回復しました。


じゃーん、セオくんです!


保護部屋のあみから鼻を出してます。
ちょうどすっぽりとお鼻が収まるんですね。
どこまでもひょうきんなセオくんです。


| 08:44 | 家猫 | comments(9) | - |
 みなさんにご心配おかけしています。
ミントさんはまだ危険な状態から脱してはいないものの、小康状態を保っています。
おしっこはでているのですが、量が少なく、腎機能がどれほど回復するのかまだわかりません。
すこし毛艶は戻っては来ました。
高カロリー食などをあげてくれていますので、少しでも体力がもどってくればいいのですが、、、

まだ身体は重そうですが、ペットシーツを変えるときに身体を動かす仕草はすこし軽くなってきたようです。
すこし眼力も戻って来ました。
ミントさんはお腹を触ってもらうのが好きで、お腹を撫でるとゴロンと上をむくのですが、その仕草も見せています。
完全に上を向くことはできませんが、すこしお腹を出す感じがありますので、わずかですが回復傾向にはあります。
すこしずつでも、一日一日回復に向かってくれたらと願っています。

KAZU家の猫さんたちは知ってか知らずか、特にチョコさんはすこし寂しそうです。
あまり元気がありません。
ミントさんが落ち着いたら、チョコさんも一度血液検査をしたいと思います。
チップさんは至って健康そうです。
体重もしっかり、すこし太ったかも。
あずきさんはすこし痩せたかな。
国ちゃんは落ち着いています。


ぽてっとしたチップさん。
チップさんは大丈夫そうです。

とにかく今はミントさんの回復が最優先です。

| 04:54 | 家猫 | comments(12) | - |
昨日はおしっこがでたようで、小康状態を保っています。
体温も38℃まで上がりました。
口腔内に、腎不全に起因する潰瘍ができていて、食事を摂ることは難しそうです。
とにかく血液検査の数値がすこしでも下がらないことには次のステージに移ることができません。

ミントさんはひたすらじっと我慢して、苦しいでしょうが耐え忍んでいます。
この頑張りが報われると信じたいです。

また報告します。




| 07:58 | 家猫 | comments(19) | - |
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