純情仔猫物語

仔猫の一時預かりボランティアをしています。
里親探して三千里。どうかこの仔たちを家族の一員にと奮闘している泣き笑い日記です。

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ちょっと最近気持ちも沈みがちで、更新も遅くなってしまいました。
大切な人を亡くす喪失感というものは直後の深い悲しみだけではなく、その後延々と続く虚しい日々にこそあるのかもしれません。
東日本大震災から二年が経ち、当然のことながらあの時のKAZUさんの様子と奮闘ぶりが思い出されます。
三宅島や淡路島での地震、海外での爆発事件など暗いニュースが多く、直接的、そして間接的にでも被害にあわれた方たちの気持ちをおもんぱかれば、その悲しみ苦しみは如何ほどかとただただ恢復を願うばかりです。

時間を見つけてはKAZUさんのお墓参りに行くようにしていますが、3月中頃に訪れた時には相変わらずおとなしく佇んでいた金木犀。





新芽が出てきているようですが、去年からずーっとこの状態のままで、本当にこの芽が伸びてくるのか疑問に思っていました。

3月中旬はちょうど水仙が見頃でした。



ただ、梅に遅し桜に早しとでも言うのでしょうか、もう少し早いか遅いかであればより一層花々を楽しむことができたかもしれません。

というわけで、先々週ですが再度訪れました。
毎年この時期にはイギリスから妹家族が帰省しますので、去年に引き続きみんなで一緒にお墓参りです。
早いものですね。
花ちゃんとジョージくんと一緒に猫ちゃんレンガを設置したのがちょうど一年前です。
前日、前々日と暴風雨で心配しましたが当日は朝から眩しいばかりの快晴でした。



イギリスではこんな快晴はめったに見られません。
たいていどんよりとした曇り空、晴れていても雲の薄い膜を通した感じのようです。
二人にとってはちょっとした小旅行のようなもので、海も近いですし楽しみにしてくれていました。



お寺の裏を散策。
自然いっぱいの場所です。

前回のお墓参りから三週間あまり。
なんと金木犀の様子が変わっていました!



あちこちから葉が伸びて、あふれんばかりの生命力にみなぎっていました!





この僅かな期間でこれほどまでに変わるのかと驚きました。
見た瞬間に思わず「すごい!」と大きな声を出してしまいました。
植樹から一年半、しっかりと大地に根付き、羽を広げるのを見たのは初めてです。
ほんとうに嬉しかった!
このまま枯れてしまったらどうしようか、などと考えてもいたくらいですから。
やっとこれでひと安心できるとともに、木になって生まれ変わりたいと願ったKAZUさんとの約束も果たすことができそうです。

いつも道中でお花を買うのですが、今回選んだのは極楽鳥花。



この花にも思い出があって、もう二十年も前になりますが、仲間内で人を花に例えるとどんな花になる?なんて話をしました。
あの人は百合、あの人はパンジー、そしてKAZUさんは極楽鳥花。
まあ、人によってはKAZUさんがどんな花なのか様々だと思いますが、当時の彼女はまさに極楽鳥花のような極彩色の組み合わせがぴったりでした。
ただ、KAZUさん本人にはどうも喜ばれなかったようで、いつまでも嫌味を言われていたのを思い出します。

大きくなり始めた金木犀に気分も上々で、みんなで楽しく海へと向かいました。

まだまだ水は冷たかったのですが、小さい二人にはそんなことはお構いなしのようです。









水着に着替えてだいぶ早い海水浴です。
水もきれいで大はしゃぎでした!

この海岸はKAZUさんの散骨をした場所でもあります。
私にとっても大切な場所の一つです。
また来年、みんなが元気で遊びに来られるのを願って。

次回のお墓参りはまた私一人になってしまいますが、金木犀の成長が楽しみになりました。
今年は花が咲いてくれるといいな。

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| 04:29 | KAZU通信 | comments(10) | - |