純情仔猫物語

仔猫の一時預かりボランティアをしています。
里親探して三千里。どうかこの仔たちを家族の一員にと奮闘している泣き笑い日記です。

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イギリスでの散骨は以前お話ししましたね。
詳しくその場所が分かりましたので、写真とともに皆さんと一緒にイギリスのKAZUさんのお墓参りに行きましょう。







黄色いピンが見えますか?
ロンドンの北西約50kmほどのBedfordshireという州です。







少しずつ近づいてきました。
National Trustの管理する広大な自然公園の中でも一番見晴らしがよく、この州の中では一番標高が高い場所です。
Dunstable Downsは「ダンスタブルダウンズ」と読みます。





丘陵地のなだらかな斜面の様子が分かりますか?



目の前に広がる地平線を望んで、KAZUさんの散骨地があります。
この黄色いピンがまさにその場所です。









何もないと言ってしまったら、それまでなのですが、とにかくイギリスの緑豊かな土地の典型的な場所です。
アウトドアが盛んなのもうなづけますね。
冬場にはまれに雪も降るようですが、あまり積もることはありません。
むしろ寒波の備えがないため、雪が降ったとたんに車では外出できず、買い物ひとつにも苦労してしまうようなお国柄です。
スタッドレスタイヤを用意しておく、なんてことは日本の常識。
暖房器具が壊れても簡単には直りません。
直してくれる保守の人が来ても、素人に毛が生えた程度の技術しかなく、何日も暖房なしで暮らす羽目になることも。
公共のみならず民間でさえもサービスが悪く、現地の人たちも不満は持っているそうなのですが、
それが改善していかないのが不思議でなりません。
でも、不思議に思うこと自体、日本のサービスに慣れきってしまっている証拠なのかもしれませんけど。





Bedfordshireの中心街から少し歩いた街並みです。
あえてレンガ造りの建物をお見せしていますが、どこもこういった雰囲気なのです。
ゆるやかな時間が流れていると思いませんか?
こんな素敵な場所で暮らせたら、寿命も伸びそうですね。
でもね、それも日本人の考え方なのかもしれません。
だって、こんなせわしない日本のほうが平均寿命は長いんですから!
医療が発達し、救急車は平均で8分で来ます。
そんな国って他にないですよ?

私は時々こう考えることがあります。
寿命って一概に言っても、実際の年月の経過なのか、それとも人生で日々感じる時間の流れの蓄積なのか、それによってもその人にとっての人生の長さは感じ方がずいぶんと違うはずだと。
だから日本人の寿命の長さなんて実はまやかしなのかもしれません。
奇しくも先日ブータン国王が来日されました。
みなさんもご存知と思いますが、ブータンは「GDP=国内総生産」よりも「DNH=国民総幸福量」を国の命題として掲げているそうです。
国民の実に97%の人たちが「幸せ」と感じているとか。
そのブータンの平均寿命は66.5歳。
日本とは15歳以上も差があります。
でも、ブータンの人たちは日本人の寿命と比べて、はるかに短いことを嘆くでしょうか。
彼らの寿命は日本人の寿命より実質では長いのかもしれませんよ。

とはいえ、それでもブータンの国が抱える問題もさまざまあると思います。
たとえば、障害者問題。
仏教国のブータンでは障害を持って生まれていることは、前世での悪行が現世で障害となって現れると信じられているそうです。
障害者は社会的に認められず、さげすまれて暮らしていかなくてはなりません。
果たしてそれが正しいのか、間違っているのか。
ここではそういう側面もあるのだということに触れるにとどめておきます。

ごめんなさい、話がそれました。

ちょっと明かしちゃうと、KAZUさんは実はこんなのどかな雰囲気はあんまり好きじゃなかったんですよ。
どちらかというと都会の喧騒でもへっちゃらな人でした。
高円寺出身ですから、ごちゃっとして、家々が寄り添っているような町のほうが落ち着いたようです。
純情仔猫物語の「純情」は高円寺の純情商店街からも来ているんです。
もちろん、純情というか、一途というか、純真な気持ちで活動したいっていう願いもこめられていますけどね。

私が彼女のためにいろいろと今になってしてあげているのは、なにも彼女のためではありません。
自分のためです。
もちろん、喜んでもらいたい、ありがとうってほめてもらいたい気持ちはありますよ。
でも、生前にしてあげられなかったことを今さらながらにしてあげるのは、彼女の死を自分に納得させるためでもあるんです。
人間は不思議なもので、相手のために何かしてあげようと思ったり、実際にしてあげたり、それは純粋に相手に喜んでもらおうと、もしくは良かろうと思ってしてあげていても、自分が思っていた反応とは違っていると、その思いが強ければ強いほど反動となって返ってきます。
あれだけしてあげたのにって。
それはそもそもの前提が間違っているから起こることなんですよ。
相手のため、そう思っていても、それは実は何かしてあげたいと思う自分の気持ちを解消するためなんです。

悩んでいる人、苦しんでいる人、それが経済的な要因によるものか、不当な圧力によるものか、はたまた人間関係のいざこざか、とにかく見かねて何かせずにはいられない。
そんな気持ちになることってありますよね。
でもそれは結果として相手のためになるのだとしても、それを見捨てられない自分のためだと分かれば、その行動はより純粋なものになります。
だって、見返りを期待することはなくなるんですから。
自分のためにしているのに、相手に何かを期待するなんておかしいですよね。
それに気づかないと、ただの親切の押し売りになっちゃいます。

ボランティア活動や保護活動だって同じです。
その状況を見捨ててはおけないという自分の意志で、自分のためにやるんです。
KAZUさんがひたすらに子猫の保護活動にまい進したのは、そのことに知らぬうちに気づいていたのかもしれません。
子猫を命を救うことは自分の命を救うことだと。
多くの猫を助けてきたことで、自分の心の傷も癒えてきていたのは、私が一番よく知っています。

だから、こうやってKAZUさんの思い出をつづることは、彼女のためというよりも、私自身が彼女を失った苦しみから逃れるため、もしくは傷を癒すためなのだろうと思います。

ミッキー部長でした。

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続々とお申し込みの封筒が届いています。
個別に受領のお知らせはできませんが、大切に保管しています。
受付日順に梱包していきますが、できる限りまとめて出荷作業を行いたいと考えていますので、お急ぎにならずとも大丈夫です。

こちらにまとめてあります。
時々加筆修正すると思いますので、申し込み前にはかならず一通り目を通していただき、この記事にしたがってご応募ください。

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| 07:31 | KAZU通信 | comments(7) | - |
こにゃ (2011/11/19 8:21 AM)
わたしも微力ですが、猫の保護活動をしてます。動物が大好きではじめましたがいろんなことを思います。
でもやっぱり動物たちに癒される自分がいるから続けていくのだと思います

KAZUさんやミッキー部長さんの志にわたしはいつもパワーをもらってます。

いつもありがとうございます。
明日茶 (2011/11/19 3:13 PM)
ミッキー部長の言ってることが、なんだかとってもよくわかる。
うん。
わかる。
相手を思って優しさで動いているというよりは、どちらかというと自分の気持ちを満足させるための行動。
でもそれで双方がヨシならばヨシなのだ。

ところでブータン王国の国王。
「あれ?なんでアントキノ猪木がテレビに??」
と思ったのはあたしだけ?
…って、せっかくミッキー部長がいい話書いたあとで
そんなことここに書くなって?(;・∀・)
ムササビお京 (2011/11/19 5:47 PM)
ミッキー部長様、こんにちは。
ミッキー部長のお話は耳に心地よく流れています。

ややっ、ブータンの話が!
kAZUさんが加わったらどんな話の流れになるかしら。

明日茶ちゃーん。
アントキノ猪木って??????

ねこ姐さんはつっこみ(笑)
ゆきんこさんはフォロー(笑)

パフコメの後半もやらなくっちゃっ。
kAZUさんの願いが叶うように
kAZUさんが喜ぶように

kAZUさ〜ん。

ミッキー部長様、ありがとうございます。

ゆきんこ (2011/11/19 7:58 PM)
ミッキーさん、こんにちは^^

うん・うんと、うなずきながら読ませていただきました。
それでもやはり、優しさと思いやりが無いと出来ませんよね。

お京さん、ブータン、一度行って見たいね!!

アントキノ榎木〜〜見えなくも無いかな!

松ちゃん (2011/11/19 8:46 PM)
おっしゃる通り。
保護活動は自分のため。ミッキー部長ありがとう。
KAZUさんはいつもおっしゃってた。
あたし、一匹でも多く助けたいのって。
玉兎 (2011/11/19 9:03 PM)
KAZUさん&ミッキー部長さま、こんばんは

キレいで長閑なトコロですね〜
ここには野良ネコや野良イヌなんていなさそう!

国王夫妻の被災地訪問をTVで見て、ブータンってなんて優しくくて心の広い国なの〜!!って感動したのに・・・
本当に障がいを持っているコトが前世の悪行の証なんだとしたら、この世は障がい者だらけでしょうよ!

って、ここで言ってもしょうがないですね=〜

今はとにかくストラップとパブコメ後半戦を念頭に、明日も仕事に励んできます!!
猫仮面 (2011/11/20 12:44 AM)
イギリスは日本よりはるかに動物の保護が進んでいますよね。
でも不思議なことに「狐狩り」が存在したりします。
ブータンもあの国王夫妻のお優しさや、国民が日本に向けてくださった優しさは間違いなく本当なのに、障碍者に対しての偏見が強い....。

何処の国にも相反するところがありますよね。

ところで、パブコメ、此方様を参考にさせていただいて送ろうと思っております。
他力本願っぽくって申し訳ないですが、此方様の内容が決まられましたら、お教えいただけますと幸いです。