純情仔猫物語

仔猫の一時預かりボランティアをしています。
里親探して三千里。どうかこの仔たちを家族の一員にと奮闘している泣き笑い日記です。

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今日はKAZUさんのブログの執筆スタイルや文章について取り上げたいと思います。

ご存知のとおり、KAZUさんは毎日朝方にブログを更新していました。
記事の量の多い少ないにかかわらず、毎日欠かさず、それも何年も続けてきたのは読者の方々に対する義務感もあったのだと思いますが、それ以上に知って欲しいこと、伝えたい思いを強く胸に秘めていたからです。
ボランティア活動を始めた頃はまずは里親様を探すことがブログを続ける理由でした。
それぞれの子猫の様子、性格などをできる限りお知らせし、里親様に納得していただいた上でその猫にあった里親様を見つけてやる、そのために毎日継続して記事を書いていました。
時には忙しく記事をアップできない時などのために、数日分先までを書き溜めておいて、朝の決まった時間にアップするなどの工夫もしていたようです。
毎朝の更新を楽しみにしていると言って下さる方も多く、応援のコメントなども彼女の執筆活動の励みになっていました。
最近では個人の保護活動の限界を感じていましたので、社会全体が抱える保護活動の問題点などを自分なりに探り、分かりやすいように皆さんにお伝えしようと腐心していました。
一度思い込むととことん追求し、自分なりの答えが出るまで没頭するのは彼女の本質から来るものだったのだと思います。

動物にかかわる仕事をしたいと思い、高校卒業後専門学校でトリマーの勉強をし、アメリカに短期研修にも行くなど、将来を見据えて動き始めていた若かりし日々(失礼!)。
その中で動物関連業界の闇やビジネスとしての側面を目の当たりにし、一旦は遠ざかってしまいましたが、チョコさんとミントさんを家猫として迎えたことをきっかけとして、動物に携わりたいと再び思い始めるようになるまで時間はかかりませんでした。
以前のKAZU通信で触れましたが、チップさんの兄弟の里親探しから始まった彼女の保護活動はブログという媒体を通して大きく羽を広げることになります。

彼女の文章はとにかくストレート。
細かい言い回し、文章構成などは意に介さず、とにかく思ったことを感情のままに書き連ねていきます。
誤字脱字も気にせず、文章の途中で主語が入れ替わってしまうこともままありました。
記事によっては、あれ、ちょっと分からなくなった、誰の話?なんて読者の方を置いてけぼりにしてしまうこともあったと思います。
とはいっても、乱暴で書きなぐっているという感じではなく、自分の言葉で、彼女なりの表現で思いをつづっていました。
KAZUさんは変な思い込みをしていることがあって、グラム数や単位の話になるととたん雲行きがあやしくなりました。
原発の話では20キロ圏内のキロをkgで表記してみたり、それも間違いではなく、そう思い込んでるんです。
人名もよく間違えて覚えていました。
ある時の会話です。
まじめな顔をして言います。

「東野幸治さんってお笑いをやりながらあんなミステリーを書けるなんてすごい才能だよね。」

ん?それって、東野圭吾じゃない?
その後は、本人大爆笑。
そんな思い違いは日常茶飯事でした。
でも、そんなKAZUさんが大好きでした。
おっちょこちょいで、茶目っ気たっぷりで、人間性が豊かな人でした。
おおらかで、細かいことは気にせず、かといって大切な物事の本質は正しく捉えていました。
女性に対して使う言葉ではないのかもしれませんが、人間としての器は大きく暖かかったです。

そんな彼女の文章が多くの人を捉えたのは、誤解を恐れずに自分の気持ちを飾らずに表現していたということもあるのでしょうが、何よりも文章から垣間見える人間性、真摯な態度が心に響いたということでしょう。
彼女の文章からあふれていたのは、伝えたい思い、知って欲しい願いでした。
そして根底に流れていたのは、広く生類に対する慈しみの心でした。

私は文章で表現するということについてはこう考えてています。
言葉は思いを超えることはできないと。

思いが死んでいたら、言葉も死にます。
およそ表現者たろうとするとき、それは絵画か作曲か、はたまた彫刻かものづくりか、思いなき表現は魂が抜け落ちます。
いかな美辞麗句を並べてみたところで肝心なのは中身です。
難解な語句は辞書を見れば誰でも書けます。
凝った表現技法は参考書に載っています。
けれど、私たちは文章からその人の人間性を垣間見ます。
表現そのものではなく、行間を読み、人となりを感じようとします。
KAZUさんの言葉には彼女の人間としてのやさしさ、暖かさが感じられました。
言葉に思いを吹き込み、生きた言葉で表現していました。

私には彼女の文章は書けません。
まねするのも難しいです。
彼女とはまるで正反対の文章を書きます。
でも、KAZUさんは私の書く文章が好きでした。
私が彼女の文章を認めていたように、彼女も同じように自分には持っていないものを感じていたのだと思います。
今でこそ表現するということとはまるで程遠い仕事をしていますが、若かりし頃は(失礼ではない!)文筆業で仕事をするんだなと漠然と考えていました。
今こうしてKAZUさんのおかげで文章を書くという機会を与えられているのもなにか不思議な縁深い感じがしています。

ミッキー部長でした。

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文章を書くときに気をつけたいことは、「出せるスピード、出さない勇気」です。
少なくともブログを執筆するということは、特定の話題があればなお、伝えようという意思があると思います。
とはいえ、言葉でしか思いを伝えられないという大前提に立てば、思いの身の丈にあった表現を選ぶ必要があります。
自分しか見ない日記なら知らず、不特定多数の人が見て、理解するためには、読む側の立場に立った言葉で語ることに留意していれば、必然とわかりやすい文章になります。
必要以上に言葉を飾っても、読者は行間を読みます。
言葉を洗練させる必要はありません。
すこしだけ、気を配ってやればいいんです。

特に漢字はそれ自体が意味を持ちます。
だからこそ同音異義語を間違えずに伝えることができるのですが、使いすぎは文章を難解にするどころか、それ自体の意味で表現者の思いをかき消します。

「アナログの思いとデジタルの表現」

それこそが文章で表現することの極意だと私は考えています。
悲しみにくれるとき、わんわん、えんえんと大声で泣くよりも、ぐっと涙をこらえて歯を食いしばり、はてに一筋のしずくがほほを伝う。
その方がずっと悲しみの深さが伝わります。

このくだりは、ネット上のKAZUさんを慕ってくださる、ある保護活動の心の同士にささげます。
KAZUさんへの思い、十分に伝わっています。

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こちらにまとめてあります。
時々加筆修正すると思いますので、申し込み前にはかならず一通り目を通していただき、この記事にしたがってご応募ください。

「今日のおまけ」


国ちゃんもかいかいします。

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| 02:52 | KAZU通信 | comments(8) | - |
M (2011/11/06 4:22 AM)
KAZUさんお茶目ですね^^
お2人の文章、確かに対象的な印象を受けますね。私はどちらのブログも大好きです^^
お2人の想い、伝わっていますよ☆
かおこ (2011/11/06 11:04 AM)
ミッキー部長、久しぶりのコメントになりますが、欠かさず読んでいました。ブログとは不思議なもので、初めてお邪魔した時は他人と感じますが、回数を重ねる毎に身近な人…友達?のように感じるようになっていきます。私だけかもしれませんが、大概そんな感じですので、ミッキー部長様も、様がとれてしまいましたが許して下さいね。動画やストラップ、たくさん情報満載で凄いですね!無理せず頑張って下さい。
玉兎 (2011/11/06 5:16 PM)
KAZUさん&ミッキー部長さま、こんばんは

毎日2ポチはしていましたが、仕事が繁忙期に入ったのと不祝儀が重なったりして、全然コメントしてませんでした・・
たかが数行のコメントでこの有り様・・だらしないですね〜 反省★

Sちゃんも姪っこちゃん甥っこちゃんもくにちゃんも釣られたあずきさんもみんな可愛い!!

そして、ストラップすっごく可愛いです♪
前のやさしい黄色もよかったけど、こっちの黄色の方が元気がみなぎってくるようで好きかも〜!!!
基本平日休みがないので、郵便局に行けた日に応募しようと思います。
それまでに抜かりなく準備せねば!!

それではまた〜ノシ




2にゃんの母 (2011/11/06 5:25 PM)
当時、「原発から4kg」と書いてあって、ちょうどうちの猫たちと同じくらいの重さだなぁと思い、
「どこまでこのお方は猫想いなんだろう、こんな間違いをして…」と笑って読みました。
すてきな方でしたね。あらためて思います。

そして、いつもミッキー部長さんの文章力に驚かされます。ふつうの言葉たちなのに、ひたひたと心の中に入ってくるような優しい力を感じます。
いつでも愛する友を表現できる力、KAZUさんの
思いをひきよせ甦らせることのできる力を感じます。ありがとうございます。
teru (2011/11/07 12:37 AM)
ミッキー部長様、こんばんは。

なぜ、ミッキー部長さんのブログがこんなに心に沁みるのか不思議でしたが理由が分かりました。
勿論、お人柄あっての事でしょうが・・・。

人の思いとか、縁は必ずどこかで繋がっているのですね。
後になって、この為にあの出来事があったんだと感じる事があります。

和さんが「どんなにつらい時や苦しい時でも、毎日ブログを書く理由は、
一人でも多くの人に動物たちの悲惨な状況を知ってもらいたいから。」と書いていた事を思い出します。
御自分の命を削ってまで・・・

ミッキー部長さま、御身体第一にお過ごしください。
とっしー (2011/11/07 8:16 AM)
ほんとですね〜(^^)
kazuさんの文章は、ストレートで心を掴むものがありました。読んでいて、時に笑い、時に泣き…ほんと、更新を毎日楽しみにしていたものです(>_<)

ミッキー部長、これからも色々と教えて下さいね!
星☆になってしまったkazuさんですが、私達の心の中では、現在進行系で生きていますので(^^)
みよちゃん (2011/11/07 9:24 AM)
本当に素敵な魅力的な人でしたね。
自分の中できちんと問題を消化して発信する言葉は
いつも心にバシバシと入ってきました。

阿見のブリーダーの時もkazuさんのブログに出会えたから
何も知らないではいけないんだと、
センターや茨城県へ抗議の電話をするのも初めての経験で
震える気持ちでしたが、いつもkazuさんのブログが力をくれました。

真っ直ぐでお茶目で楽しい事が大好きで、
でも心の優しい人だから、叩かれ強くなんて絶対なれなくて。。
悔しい辛い思いをしたこともきっと沢山あったはず。

ミッキー部長さんや信頼できるお友達が支えてくださったのだと
思います。kazuさん、いい人達に恵まれていたね。

ミッキー部長さんの文章力いつも感心しています。
これからもご無理をせずにkazuさんのこと教えて下さいね。
上州のおばはん (2011/11/07 1:54 PM)
ミッキー部長さん、KAZUさんの事を書いてくださりありがとうございます。
KAZUさんのブログは会ったことの無い私も古くからの友達かな?と勘違いしてしまうほど人柄がつたわってきました。
ミッキー部長さんのKAZUさんと自分の感じていたKAZUさんがぴったり一致するところが多くてなんだか面白いです♪
ミッキー部長さんもお忙しいでしょうがお体ご自愛のほどを (^^)